地方議会の位置付けや地方議員の職務を明文化する地方自治法改正案が参議院本会議で可決成立し、このたび公布されました。この改正は、地方議会とは何かを住民にしっかり理解いただくとともに、議員がその重い責任をさらに強く自覚し、女性や若者など多様な人材の議会への参画を図り、議員のなり手確保につなげていくために重要です。今月号では改正を受け、多様な人材の参画はどうすれば可能になるのか、有識者や各地で議会の多様化に挑戦中の議員による現地報告をまじえて考察していきます。 

  →月刊「地方議会人」ご購読のお申し込みはこちら

6月号特集:さまざまな人材を、地方議会へ!  

巻頭言 大山礼子(駒澤大学法学部教授)

未来の代表を議会へ

①  特集

地方議会の「多様性」実現のための5つのポイント

谷口尚子(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)

落ちこぼれから議長へ

坂本健治(大阪府和泉市議会議長)

なぜ、女性議員は増えない? 

樽川通子(元下諏訪町議会議員、サロンしもすわ代表)

若者当事者を議会の場へ

能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事)

②  現地報告

沖縄県北谷町 

女性だけの常任委員会、ついに誕生!

玉那覇淑子(沖縄県北谷町議会副議長、文教厚生常任委員会委員)

埼玉県桶川市

大きな「バリア」はどこにあったか 

浦田 充(埼玉県桶川市議会議員)

高知県内市町村

なり手不足の原因究明に市町村議員が立ち上がる

佐竹敏彦(高知県中土佐町)

③  特別寄稿

「地方議会の位置付け等を明確化する地方自治法の改正」の意義

青木信之(全国都道府県議会議長会事務総長)

④  連載

議会運営講座 一般質問パワーアップ・ブック ― いかに政策に結びつけるか(リレー連載)

牛山久仁彦(明治大学政治経済学部教授)

第3回 一般質問にはどんな種類がある?

教養講座 地方議員のための選挙トリビア

河村和徳(東北大学大学院情報科学研究科准教授)

第12講 投票弱者と投票権保障

議員研修講座 シリーズ 女性議員はどうすれば増えるのか 

連記かよ子(徳島県那賀町議会議長)

シリーズ第21回 女性による女性のための「女性議会」開催

変える議会、変わる議会 ―改革はどこまで進んだか

人羅 格(毎日新聞論説委員)

第26回 若手議員の意見を反映しつつ12年間、着実に改革を継続 =石川県加賀市議会=

随想 地方議会について考えたこと

川﨑政司(慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授)

シリーズ 第27回 議会のいまをどう見るか 近ごろの自治体議会を眺め続けての雑感

⑤  広報・研修資料(リレー連載)

議会広報紙を見やすく、わかりやすく

芳野政明(広報コンサルタント)

第2回 民意反映の「見える化」

⑥  議員インタビュー

議会人の声 「月刊 地方議会人」に想う

中鉢和三郎(宮城県大崎市議会議員)

第2回 市民に信用され信頼される議会をめざして

⑦  議長会ニュース

全国市議会議長会・全国町村議会議長会

地方議会の役割を明確化 改正地方自治法が成立

―第211回国会

→月刊「地方議会人」ご購読のお申し込みはこちら

→月刊「地方議会人」サンプル版の閲覧はこちら