SDGs(Sustainable Development Goals)とは2015年の国連サミットにて全会一致で採択された「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標のことです。多様な目標の追求は、持続可能なまちづくりや地域活性化に向けて取組みを推進するにあたって、SDGsの理念に沿って進めることにより、地域課題の「見える化」、課題解決に向けた体制づくり、地域間の広域連携、コミュニティ再生や少子高齢化、教育、雇用対策等の課題解決に当たって、経済・社会・環境の三側面を統合する施策の推進により、政策の全体最適化、地域課題解決の加速化という相乗効果が期待でき、地方創生の取組の一層の充実・深化につなげることができます。今月号ではSDGsの理念を実現するために自治体・議会が何をすべきか、現地の具体的事例を交えながら解説していきます。
2月号特集:市町村議員のためのSDGs入門
巻頭言 末吉竹二郎(国連環境計画 金融イニシアティブ特別顧問)
地域社会とSDGs
① 特集
すべての地域にSDGsを推進していくために
北廣雅之(内閣府地方創生推進室 参事官)
SDGsを具現化するための生物多様性地域戦略 〜理解から実行へ〜
香坂 玲(名古屋大学大学院 環境学研究科 教授)
SDGsを活用し、「誰一人取り残さない社会」を実現しよう
新田英理子(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 理事・事務局長)
SDGsに取り組むための、具体的な方法とは
高木 超(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授/鎌倉市SDGs推進アドバイザー/亀岡市SDGsアドバイザー)
解説コラム:SDGsカードゲーム体験型研修を採り入れるメリット
竹田法信(「SDGs de 地方創生」ブランドマネージャー/SDGsファシリテーター)
② 現地報告
京都府木津川市
現代アートを活用したまちづくりへの挑戦
西谷昌豊(京都府木津川市マチオモイ部観光商工課 主任)
山梨県小菅村
峻な崖に立つ古民家を活用、「700人の村がひとつのホテル」に
佐藤 誠(山梨県小菅村役場源流振興課 主事)
③ 時流観望
与野党激突の「コロナ国会」がスタート=延長必死の「緊急事態再宣言」で政権危機も=
泉 宏(政治ジャーナリスト)
④ 連載
教養講座 市町村議員のためのわかりやすい新地方公会計
一般社団法人 青山公会計公監査研究機構
第10回 公共施設の使用料・適正配置・長寿命化などの議会審議におけるコスト情報の活用
議会運営講座 ポイント別でわかりやすい! 地方議会・議員の基礎知識
鵜沼信二(元全国都道府県議会議長会 事務局次長)
第2回 兼業禁止(請負禁止)
議員研修講座 まち・ひと・しごと創生法・第2期戦略 ー市町村議員のためのガイドブック
牧瀬 稔(関東学院大学法学部地域創生学科 准教授/社会情報大学院大学 特任教授)
第8回 地方創生を成功させる「産学官金労言士」(公民連携)の取組み
⑤ 市町村議会広報クリニック
芳野政明(評者・広報・編集コンサルタント)
飯綱町 議会だより(長野県飯綱町議会)
やお市議会だより(大阪府八尾市議会)
議会だより 中土佐町(高知県中土佐町議会)