今月号は「少子化時代の活力ある学校教育に向けて」を特集しています。学校教育においては、児童生徒が集団の中で、多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて一人一人の資質や能力を伸ばしていくことが重要であり、小・中学校においては一定の集団規模が確保されていることが望まれます。しかしながら、今後も少子化が進む中で、学校のさらなる小規模校化は避けられず、児童生徒が集団の中で切磋磨しながら学んだり、社会性を高めたりすることが難しくなるなどの課題が懸念されます。今月号では、こうした課題を捉え解消していくための施策や現地での様々な取り組みについて解説していきます。
11月号特集:少子化時代の活力ある学校教育に向けて
巻頭言 米田進(秋田県教育長)
少子化時代の活力ある学校教育に向けて
①特集
学校規模の適正化及び少子化に対応した学校教育の充実
文部科学省初等中等教育局 初等中等教育企画課 教育制度改革室
地域社会のミニマムインフラとしての学校
中西宏次(京都精華大学人文学部 特別研究員)
小中学校で先生が足りない―教員不足の実態とその理由―
佐久間亜紀(慶應義塾大学 教授)
②現地報告
京都府京都市
開校5年目 5・4制施設併用型義務教育学校 東山泉小中学校の教育
木下淳(京都市立東山泉小学校 教頭)
熊本県高森町
熊本県高森町の教育改革―高森町新教育プラン-
古庄泰則(熊本県高森町教育委員会 審議員兼教育CIO補佐官)
北海道音威子府村
「おといねっぷ美術工芸高校の今まで、そして、これから」~過疎の村の存続を掛けた魅力ある高校づくりの取り組み~
松田圭右(北海道おといねっぷ美術工芸高等学校 校長)
③時流観望
首相、改憲決意も早期実現困難 =「全員野球内閣」発足、臨時国会で与野党攻防=
泉 宏(政治ジャーナリスト)
④連載
教養講座 第2弾「議会からの条例入門」
吉田 利宏(議会事務局実務研究会 議会アドバイザー)
連載第4回 ー条例のつくり方(内容編)②ー
議会紹介・連載
田口 一博(新潟県立大学准教授)
県境の町の政策連携 議会における政策づくり(2)=神奈川県山北町議会=
議員研修講座「議会と予算決算」
新川 達郎(同志社大学大学院 総合政策科学研究科 教授)
連載第6回 「議会の意見を活かした決算認定の議決のあり方」
⑤市町村議会広報クリニック
吉村潔(エディター・広報アナリスト)
⑥わがまち自慢
東京都調布市
豊かな自然に恵まれた映画のまち、東京2020大会の開催地ー調布
高知県土佐町
持続可能な町づくり(水で活きる)
⑦連載・地方議員のための健康と暮らし
第5回 白内障と緑内障について
森浩士(青梅市立総合病院 眼科 部長)