新型コロナウイルス感染症を予防するため のワクチンが実用化され、医療従事者(約470万人)、 65歳以上の高齢者(約3600万人)への接種が始まりました。しかし、承認を受けたワクチンは海外製の輸入に頼っているため供給計画が立てにくく、ワクチンの長期的な有効性や副反応を心配する声もあります。変異ウイルスの蔓延(第4波)による医療機関の病床の逼迫など、医療機関と政府・自治体の対応力が問われています。今月号では、「コロナ禍の医療」に焦点をあてて、様々な取組みを解説します。
6月号特集:コロナ禍の医療
巻頭言 詫摩佳代(東京都立大学 教授)
新型コロナをめぐる争点とその見通し 世界が真の共生へ向かうため、政治にできることは何か
① 特集
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) ワクチン ―これまでのワクチンとの相違
岡部信彦(川崎市健康安全研究所 所長)
新型コロナウイルスと自治体病院
伊関友伸(城西大学経営学部マネジメント総合学科 教授)
ワクチン接種にあたって、重要なこと
田中泰義(毎日新聞編集編成局次長兼くらし医療部長)
② 現地報告
千葉県流山市
高齢者施設の感染対策とクラスター
舘野 薫(上尾中央医科グループ 介護老人保健施設 ナーシングプラザ流山 看護部長)
新潟県
新型コロナウイルス感染症に係る新潟県看護協会の取組
太田昭子(公益社団法人新潟県看護協会 専務理事)
富山県富山市
新型コロナウイルス感染症の院内クラスター発生を乗り越えて
藤村 隆(富山市立富山市民病院 院長)
③ 特別寄稿
地方議会成熟度評価モデルとは何か? ―コロナ禍だからこそ住民に寄り添う議会を
江藤俊昭(大正大学社会共生学部公共政策学科 教授)
④ 時流観望
首相、「勝負の6月」に命運懸ける=緊急宣言再延長でも、五輪開催目指す=
泉 宏(政治ジャーナリスト)
⑤ 連載
教養講座 地方議会人のための予算・決算入門 ー議会の監視・政策提言力を高めよう
佐藤綾子(富山国際大学 教授)
第2回 予算・決算に有用な情報はどこにあるのか
議会運営講座 ポイント別でわかりやすい! 地方議会・議員の基礎知識
鵜沼信二(元全国都道府県議会議長会 事務局次長)
第6回 視察
議員研修講座 まち・ひと・しごと創生法・第2期戦略 ー市町村議員のためのガイドブック
牧瀬 稔(関東学院大学法学部地域創生学科 准教授/社会情報大学院大学 特任教授)
第12回 観光振興の基本的な考え方
変える議会、変わる議会 ―改革はどこまで進んだか
人羅 格(毎日新聞論説委員)
第3回 女性進出の象徴として傑出 2003年以降、「5割以上」を維持 神奈川県大磯町議会(上)
随想 地方議会について考えたこと
山下祐介(東京都立大学 教授)
シリーズ 第3回 議会が行使すべき《暴力》について ─緊急事態下の全体化を防ぐために
⑥ 市町村議会広報クリニック
芳野政明(評者・広報コンサルタント)
議会だより あしや(福岡県芦屋町議会)
ひがしいず 議会だより(静岡県東伊豆町議会)
西予市議会だより かけはし(愛媛県西予市議会)