新型コロナウイルス感染症等の影響により、史上初の延期となった「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」がオリンピックは2021年7月23日から8月8日にかけて33競技・339種目が、パラリンピックは8月24日から9月5日にかけて22競技・539種目が行われました。大会の開催を契機として、大会参加国・地域の方々とのさまざまな分野での交流を通じ、特色ある地域づくりをめざす地方公共団体のホストタウン登録を開始。その結果、全国で462件が登録され、関係する地方公共団体は533、相手国・地域の数は185まで拡大しました。各地では、相手国・地域の関係者とホストタウンの住民同士の、スポーツのみならず、文化、経済、教育、食、林業といったさまざまな分野で、草の根レベルの交流が行われました。今月号では大会を通して、オリパラが私たちに残したものは何だったのかを特集します。
11月号特集:アフター・オリパラ
巻頭言 橋本聖子(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長)
東京大会を終えて ―そのレガシーの継承と発展―
① 特集
日本全国で取り組んだオリンピック・パラリンピック
林 揚哲(内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官)
大会後のレガシーを見据えた東京都の取組 ―2020のその先へー
中村倫治(前オリンピック・パラリンピック準備局長)
パラスポーツを通じた地域共生社会の実現へ 東京2020パラリンピック大会のレガシー
鳥原光憲(日本パラスポーツ協会会長/日本パラリンピック委員会会長)
オリパラを地方創生に活かすことはできたのか
原田宗彦(大阪体育大学学長・日本スポーツツーリズム推進機構代表理事)
② 現地報告
宮城県利府町
被災地が迎えたオリンピック コロナ禍のイベント開催で見えた課題
村田 晃(元・宮城県利府町オリンピック推進室(現・同選挙管理委員会事務局局長))
福島県楢葉町
福島を聖火リレーが走った日
鈴木友夏(福島県楢葉町政策企画課)
群馬県前橋市
南スーダンのオリパラ選手団を支えたホストタウン
萩原伸一(前橋市文化スポーツ観光部)
③ 時流観望
自民絶対安定多数確保、第2次岸田政権発足へ=主要野党敗北で政権安定化、経済再生に全力=
泉 宏(政治ジャーナリスト)
④ 連載
教養講座 地方議会人のための予算・決算入門 ー議会の監視・政策提言力を高めよう
佐藤綾子(富山国際大学 教授)
第7回 財政関連資料を活用する
議会運営講座 ポイント別でわかりやすい! 地方議会・議員の基礎知識
鵜沼信二(元全国都道府県議会議長会 事務局次長)
第11回 議会の招集と会期
議員研修講座 シリーズ 女性議員はどうすれば増えるのか
南 千晴(群馬県榛東村議会議員/議会運営委員会委員長)
シリーズ第2回 女性議員の活動と家庭生活 両立の困難と今後の課題
変える議会、変わる議会 ―改革はどこまで進んだか
人羅 格(毎日新聞論説委員)
第8回 「対話」を政策提言に反映させるサイクルの確立をめざす=宮城県柴田町議会(下)=
随想 地方議会について考えたこと
野田 遊(同志社大学政策学部教授)
シリーズ 第8回 無投票当選と 府県議会議員
⑤ 市町村議会広報クリニック
吉村 潔(エディター・広報アナリスト)
とうおん議会だより(愛媛県東温市議会)
議会だより しすい(千葉県酒々井町議会)
美咲町議会だより(岡山県美咲町議会)