NEW 2050年までにGHG(温室効果ガス)の排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル宣言」やそのための「地域脱炭素ロードマップ」策定から現在に至るまで、脱炭素化の動きはますます加速しています。ゼロカーボンシティを表明した自治体は1,161にのぼり、カバー総人口は1億2400万人を超えました。今月号では、持続可能な未来に向けて、GHG削減と経済成長の両立を図るGX(グリーントランスフォーメーション)の取組みにより、新たな経済的可能性にチャレンジする地域を取り上げます。ゼロカーボン推進により震災からの復興に取り組む町、もみ殻利用の熱供給で自然エネルギー100%達成をめざす村、植木剪定枝等を活用したバイオ炭製造で土壌改善とCO²排出削減に挑む市、木質バイオマス発電を学ぶためドイツを視察した町などの事例をまじえ、地域脱炭素政策の新たな展開を考察していきます。

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6月号特集:脱炭素政策の新たな動向

巻頭言 諸富 徹(京都大学公共政策大学院教授)

地域脱炭素化で地域の豊かさを引き上げる

①  特集

地域脱炭素2.0に向けて 現状と課題・今後の方向性について

近藤貴幸(環境省大臣官房地域政策課課長)

GXと地域経済の活性化 サステナブル・ファイナンスの動向

吉高まり(東京大学教養学部客員教授、慶應義塾大学特別招聘教授)

電力会社の枠を超えたコミュニティ貢献型企業をめざして 球磨村森電力の挑戦

中嶋崇史(球磨村森電力代表取締役)

②  現地報告

北海道厚真町

ゼロカーボン推進による震災からの復興のまちづくり

大坪秀幸(北海道厚真町地方創生担当理事)

秋田県大潟村

自然エネルギー100%の村づくりへの挑戦

薄井伯征(秋田県大潟村生活環境課課長)

千葉県匝瑳市

脱炭素で持続可能な農業経営と地域活性化へ

齊藤雅裕(千葉県匝瑳市ゼロカーボン推進課)

高知県梼原町

日本のゼロカーボンは雲の上から

石川智也(梼原町森林づくり脱炭素推進課副課長) 

③  連載

教養講座 地方議員のためのハラスメント防止入門

太田雅幸(弁護士)

第3回 職員に対するハラスメント──パワハラ(その2)

議会運営講座 議会力アップのための基盤を整備しよう!

江藤俊昭(大正大学地域創生学部公共政策学科教授)

第3回 議会基本条例の新たな2つの意義 縮小社会を乗り超えるルール

議員研修講座 シリーズ 女性議員はどうすれば増えるのか 

重 陵加(徳島県那珂町議会議員)

シリーズ第45回 きっかけは公開討論会 経験者からの声かけ・応援、そして次の世代を育てる仕組み

地方議会最前線 ──「開かれた議会」を創る(リレー連載)

松下啓一(地方自治研究者・政策起業家/元相模女子大学教授)

第15回 次々に実現する「全国初の政策づくり」の秘密 =愛知県新城市議会=

職員研修講座 地方議会事務局Q&A 議員をサポートする秘訣を教えます

吉田利宏(議会事務局実務研究会 議会アドバイザー) 

第15回 議場の多目的利用を検討するよう求められたら

随想 地方議会について考えたこと

ダイアナ・コー(法政大学総長)

シリーズ 第51回 だれの声が届いているのか 地方議会と多様性を考える

④  広報・研修資料 

議会広報紙を見やすく、わかりやすく

長岡光弘(グラフィックデザイナー)

情報の訴求力を高めるページ割り

⑤  議会人の声 「月刊 地方議会人」に想う 第26回

地方議員の責務の重さの再認識が必要

本間新兵衛(山形県鶴岡市議会議員(前議長))

⑥  議長会ニュース

全国市議会議長会・全国町村議会議長会

自第101回定期総会開催  ── 全国市議会議長会
「町村議会への多様な人材参画に関する緊急要望」に係る要請活動 ── 全国町村議会議長会

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