現在、日本は世界でも類を見ない高齢化が進み、団塊の世代が75歳になる2025年には、75歳以上の高齢者(後期高齢者)が2000万人以上になる一方、64歳以下の年齢層、いわゆる労働人口が減少することが予測されています。こうしたことから、2014年の医療法改正により、2025年の高齢化社会を見据えて、各地域において質が高く効率的な医療提供体制を構築するため、都道府県は医療計画の一部として「地域医療構想」を策定することなり、現在、各地域において地域医療構想が進められています。地域の関係者間で現時点における個々の医療機関の役割分担の明確化と将来の方向性を共有し、地域の医療提供体制を確保・再構築に繋げるための具体策や現地事例について、今月号では詳しく解説していきます。

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6月号特集:地域医療の未来のために ー自治体病院の新時代

巻頭言  小熊 豊(公益社団法人全国自治体病院協議会 会長) 

病院の再編 ー地域医療の未来のために  

① 特集

自治体病院の統合・再編を考えるー新型コロナウイルスの蔓延を踏まえて    

伊関友伸(城西大学経営学部マネジメント総合学科 教授) 

公立病院改革の現状と今後の見通し

大塚大輔(前 総務省自治財政局準公営企業室室長/(地域総合整備財団(ふるさと財団)事務局長)

地域医療構想の現状と、医師偏在対策、医師の働き方改革との関係性を踏まえた今後の展開

 鈴木健彦(厚生労働省医政局地域医療計画課長) 

② 現地報告

静岡県掛川市・袋井市

国内初の自治体病院同士の統合を成功に導き、さらに将来に向けて

宮地正彦(掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター企業長兼院長) 

富山県朝日町

医療提供体制のバージョンアップとダウンサイジング ーあさひ総合病院の挑戦

 東山考一(富山県朝日町立あさひ総合病院 院長)

島根県邑南町

〝日本一の子育て村構想”に寄り添う自治体病院を目指して

荘田恭仁(公立邑智病院 院長) 

③ 特別寄稿 

都道府県議会制度研究会報告書について(下)

株丹達也(全国都道府県議会議長会 事務総長)

令和2年度地域力創造施策について(3) ーSociety5.0時代の持続可能な地域社会の構築に向けて

中山貴洋(前総務省自治行政局 地域力創造グループ 地域政策課理事官)

④ 時流観望

首相、緊急事態解除で「命と経済」の両立目指す=黒川検事長辞職で求心力低下も=

泉 宏(政治ジャーナリスト)

⑤ 連載

教養講座 市町村議員のためのわかりやすい新地方公会計

一般社団法人 青山公会計公監査研究機構

第2回   財務書類の作成状況と目的に関する議会審議の活用    

議員研修講座 まち・ひと・しごと創生法・第2期戦略 ー市町村議員のためのガイドブック

牧瀬 稔(関東学院大学法学部地域創生学科 准教授/社会情報大学院大学 特任教授) 

新連載第1回 第1期地方創生を振り返る3つの視点

議会紹介R-1

田口 一博(新潟県立大学准教授)

連載第11回 議会の「新しい生活様式」=国会と大阪市会=

⑥ わがまち自慢

愛知県春日井市
栃木県高根沢町

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